Draw Somethingの凄さ
Draw Somethingというアプリが流行っているそうで。
お絵かきクイズ・ゲーム、Draw Somethingがあっという間に1200万ダウンロードを記録―iOSとAndroid双方でトップ
お題にそった絵を描いてそれを相手が当てるという、アイディアとしてはありがちなものです。
早速ダウンロードして遊んでみたのですが、思っていた以上におもしろい。
1対1で、交互に絵を描いて当てるというのを繰り返すのですが、相手の情報はストックされるので途中でアプリを終了しても問題ありません。
相手が自分の絵に答え、新しくお題の絵を書き終わるとプッシュ通知が来て知らせてくれます。
遊ぶ相手は複数人作れて同時進行できるので、暇になってしまうことはありません。
また、速く描かなくてはいけないというプレッシャーもありません。
好きなときに遊べるという、ゆるさが非常に良い感じです。
そして思ったことは、これってまさにソーシャルゲームなんですよね。
遊んでいない時間もゲームが進行中という感覚についてはこの記事で考察されています。
ソーシャルゲームと従来型ゲームは何が違うのか - 未来私考
よくあるソーシャルゲームというのは、カードゲームだったりシミュレーションだったり、ゲームゲームしたものが多いと思います。
ですがDraw Somethingは「絵を描いて当てる」という老若男女問わず親しめるゲームです。
それにソーシャルゲームの要素が組み合わさったことでヒットしたんじゃないかと思います。
超初心者向けソーシャルゲームというような。
そしてさらに言えば、ソーシャルゲームの本質はコミュニケーションなんだと思います。
これはDraw Somethingの開発会社のCEOが言っています。
"DrawSomethingの眼目はコミュニケーションだ。。このゲームは絵を描くことを通じてプレイヤーが友人たちと経験を共有して会話できるという点に本質がある。"
お絵かきクイズ・ゲーム、Draw Somethingがあっという間に1200万ダウンロードを記録―iOSとAndroid双方でトップ
ちなみにこの引用したコメントの訳は間違っています。
「communication」を「会話」としていますが、Draw Somethingはチャット機能はありません。
あくまでも絵を描いて当てる、というのを交互に繰り返すだけです。
絵を当てるときも、あらかじめ用意された文字を並べる、というシステムなので会話はできません。
なので、ここで言うコミュニケーションとは言葉を媒体とするものに限りません。
なにかしらを共有してそれに対して反応する、というのを繰り返すことでコミュニケーションは生まれるのではないかと考えています。
人はその営みになぜだか惹かれてしまうようです。