iPhoneアプリを作れるようになるまでに読んだ本やWebサイト
iPhone(iOS)アプリ制作のための知識を身につけるにはいくつかのステップを踏む必要があります。そこで、そのステップの説明とそのときお世話になった本やWebサイトを紹介しようと思います。
0. 用意するもの
- Macのどれか(MacBook Air がおすすめ)
- Xcode(Mac App Store から無料でダウンロードできます)
1. C
iPhoneアプリはObjective-Cという言語で記述します。Objective-CというのはC言語を改良したものなので、まずはC言語を学ぶ必要があります。
C言語を習得する上で一番役に立ったサイトは「苦しんで覚えるC言語」です。
苦しんで…という名前から尻込みしてしまうかもしれませんが、根本的なところを丁寧に説明してくれているので非常にわかりやすいです。結果として、応用のきく柔軟な知識を得られると思います。
2. Objective-C
Objective-Cとは、C言語をオブジェクト指向言語として改良したものです。
このオブジェクト指向というものをわかりやすく解説してくれる資料があまりなく、苦労した覚えがあります。Objective-C〜と冠した書籍はえてして中級者から上級者向けで、詳しいですが理解しにくいものが多かった印象があります。
僕がオブジェクト指向を一番良く理解できた本はこれです。
"第2部 iPhoneアプリケーション開発・基礎編" に "C言語"、"オブジェクト指向プログラミング"、"Objective-C言語" というチャプターがあります。量としてはそれほど多くないですが、要点がよくまとまっていて、初心者に優しい内容になっています。
3. アプリを作りながら学ぶ
チュートリアル形式の書籍はいろいろ出版されています。それを見ながら実際にコードを書いてみることで、アプリ開発のための包括的な知識やノウハウを身につけられると思います。
先ほどの『iPhone SDK の教科書』もチュートリアル形式ですが、最も力がついた本はこちら。
僕はこれに書かれてあるコードを写経のように写しとって勉強しました。ボリュームがかなりあるので数ヶ月かかりましたが、すべて終えれば大抵のことはできるようになると思います。
4. 自分のアプリを作る
ここまできたら実際に自分の作りたいアプリを作ってみましょう。
しかし、まだわからないこと、できないことがたくさんあると思います。
膨大な技術知識をすべて見につけることはほぼ不可能なので、とりあえず作り始めてみて、わからないこと、できないことがあればその都度調べて習得していくしかないです。
基本的にはGoogleで検索すれば、同じような問題にぶち当たった先人たちが解決方法を公開してくれているのを見つけられると思います。やはり英語のページのほうが量が多いです。日本語で見つからなかったら英語でも検索してみましょう。
最後に、僕自身今も非常にお世話になっているサイトを紹介します。
プログラマー向けのQ&Aサイトで、iPhone関連以外にも幅広く情報交換されています。英語なのですが、大抵の疑問はここで解決できるくらいに充実しています。是非活用してみてください。